就職活動に失敗する人は、面接対策本を完全否定するのが特徴です。
「就職対策本ばかり読んでいると、形式的な答え方になる」
「参考例を見ていると、自分の個性をうまく表現できなくなる」
「もっと自由に自分を表現すればいいだろう。こんな本が役立つわけがない」
たしかに納得できる言い分もあります。
就職対策本を言い換えれば、マニュアル本。
細かいところまでマニュアルに従えば、形式的になり、個性が失われやすくなるのも事実です。
しかし、形式的な答え方を避けたばかりに、無礼で非常識になってしまうのでは意味がありません。
自分らしく自由に表現できていても、それが社会常識に反する言動では、やはり就職で不利になります。
就職活動の怖いところは、失敗してからでは取り返しがつかない点です。
泣いても笑っても、一度きりの勝負。
ちょっとした知識不足や勘違いが、大きな過ちを招くことがあるのです。
一方、就職活動に成功する人は、就職対策本を読みます。
読むとはいえ、丸暗記するような読み方ではなく、あくまで参考とする読み方です。
礼儀作法・適切な手順・適度な目安など、役立つ情報がたくさんあるのも事実。
本質の部分だけ参考として学び、その軸を基本にして、後は臨機応変に対応するのです。
学びに対する柔軟な姿勢があるため、失敗を避けることができ、就職活動がうまくいきます。
就職活動の各イベントに出席するなら、前もって面接対策本で予備知識を学んでおくほうが、スムーズです。