就職活動に失敗する人は、控えめな行動が特徴です。
就職活動に利用できるものがあっても「申し訳ない」「恥ずかしい」「なくても何とかなる」と利用を控えます。
「先輩から紹介できる人がいるよ」という誘いがあっても「大丈夫です。自分で何とかします」と反射的に断ります。
「借りができると面倒くさい」という思いもあって、ためらったり迷ったりするのです。
そうこうしているうちに、タイミングをどんどん逃していきます。
せっかくあるチャンスを十二分に生かせないため、就職活動が停滞します。
ついには「運がない」という非科学的な言葉で締めくくるのです。
控えめにして、たくさん内定が取れることはありません。
控えめにしていると、消極的と誤解され、内定をもらえないのが現実です。
一方、就職活動に成功する人は、利用できるものは何でも利用します。
スーツを買うお金がなければ、持っている人から借りる。
就職対策本を買う余裕がなければ、図書館で借りる。
OB・OG訪問のとき、知り合いの先輩がいなければ、友人を通して先輩を紹介してもらう。
利用できるものなら、何でも利用します。
そのずうずうしさも、就職活動では必要と思うことです。
「借りができると面倒くさい」と思うかもしれませんが、借りができてもいいのです。
人生を決める重要な局面なのですから、借りを作ってでも、悪あがきする場面。
内定を取ったとき、喜びの報告で、恩返しをしましょう。
利用できるものは、ためらわず利用したほうがいい。
プライドも、見栄も、恥も捨てる。
両親に嬉しい報告をするためにも、利用できるものは何でも利用して、全力を尽くす姿勢が大切です。