「私たちの業界では○○が問題になっています。この点をどう思いますか」
志望業界で起こっている問題は、面接で意見を求められる傾向があります。
どの業界でも、何らかの問題を抱えています。
雇用形態の変化。
法律改正によって影響。
外国資本の国内流入。
業界間の競争の激化。
新商品・新技術をめぐる業界再編の動き。
さまざまな事情が複雑に絡み合っています。
問題は、業界によって多種多様です。
もちろんすべての問題を把握するのは困難でしょう。
しかし、せめて志望業界については、重要な問題点だけでも把握しておくといいでしょう。
面接官は、正解を求めているわけではありません。
面接官の狙いは、どれだけ業界を深く研究して、問題点を理解しているのか確認することです。
鋭い意見ならいいのですが、応募者の立場ですから、基本的な問題点だけでもいいでしょう。
大切なことは、問題点をきちんと把握でき、自分なりの意見を述べることです。
本番でとっさに問われると、考えの整理が追いつかず、うまく説明できない場合があります。
時には専門用語やデータを用いなければいけない場面もあるでしょう。
志望業界で起こっている問題は、面接で意見を問われやすいため、あらかじめ整理しておくといいでしょう。
専門的な知識が必要になる場合もありますが、志望業界なら、ある程度は押さえておく必要があります。
最終的に就職すれば、自分にも関係する問題になります。
「就職に必要だから学ぶ」と考えるのではなく「自分に関係する問題」として考えれば、強い吸収力で学べるはずです。