「当社を知ったきっかけを教えてください」
面接官が参考にしたいため、質問しているだけと思うかもしれません。
もちろん参考にしていることもあるでしょうが、本当の意図は別のところにあります。
この質問の意図は、情報収集能力の確認です。
応募者がどんな手段を使い、どれだけ手間暇をかけたのかを知るのが狙いなのです。
まず、入社意欲を疑われる回答は好ましくありません。
たとえば「企業研究をしているとき、偶然見つけました」「たまたま先輩から勧められました」などです。
いきさつに明確な方針や方向性が感じられなければ、応募者の評価が下がる可能性もあります。
面接官が知りたいのは、情報収集能力なのですから、その点が伝わるように答えましょう。
少しでも意欲や熱意が伝わるように話すのが得策です。
情報収集の手段、情報に敏感であること、探すまでに費やした時間や努力など、具体的に説明します。
「自分に合った企業を手間暇かけて探した末、ようやく出会った」
そんな熱意の伝わるニュアンスを伝えると、面接官の印象にも残ります。
御社を知るきっかけは、合同企業説明会で、御社の説明会に参加したことです。
そのときに伺った経営理念や事業内容に強く共感して、御社に興味関心を抱きました。
その後、OB・OG訪問や店舗訪問を通して、より詳しく企業研究を行いました。
特に、自由に仕事ができる環境が整っていることから、自分を最大限に生かせる企業であると確認しました。