「この業界の10年後は、どうなっていると思いますか」
まだ仕事をしていなければ「こっちが聞きたい」と思うのが本音かもしれません。
しかし、その業界に就職しようと思うなら、少しでも自分の意見を持っておくべきです。
浅い知識で満足な回答がしにくいかもしれませんが、自分なりの考えを表現することが大切です。
この質問の意図は、志望業界について、業界の未来も含めて、しっかり企業研究ができているかの確認です。
業界の10年後について質問することで、アンテナを張り、志望業界に対して中長期的な視点を持っているかがわかります。
まず避けるべきは「わからない」「想像できない」などの否定的な回答です。
わからなくても、わかる範囲で答える努力くらいはできるでしょう。
必ずしも鋭い視点が表現できなくてもかまいません。
まだ社会に出る前の学生ですから、平凡な答えも、許容範囲です。
業界の今までの流れを確認すれば、今後の流れも予想しやすくなります。
当たり外れは深く考えず、今ある知識と見識を総動員させ、業界の10年後についてできるだけ具体的に語りましょう。
このとき、過去の流れが含まれた回答ができると、さらに説得力が増します。
過去の事実をもとに今後の未来を予想できると、根拠が明快になるため、面接官も深くうなずいてくれるはずです。