OB・OG訪問や面接が終われば、お礼を出すのが基本です。
お礼を出す人は、全体の1割といわれています。
長々した内容である必要はなく、貴重な時間を割いて、役立つ話が聞けたことへの感謝を伝えましょう。
お礼を出すだけで印象的になり、心遣いに喜ばれるでしょう。
さて、そのお礼ですが、手段が重要です。
普通は、メールで十分です。
ただし、本気の気持ちを伝えたければ、さらに工夫の余地があります。
メールではなく、はがきや手紙など、直筆でお礼を書くのです。
こうしたときこそ、直筆です。
直筆は、人としての温かみが感じられやすいため、お礼には最適です。
直筆でお礼を書けば、感謝の気持ちを、いっそう強く伝えることができます。
ボールペンより万年筆、万年筆より筆ペンです。
筆ペンで書いた字には、美しさと躍動感があるため、感謝の気持ちを伝えやすい効果があります。
便せんも、安いものより、少し高級な便せんを使ってみます。
便せんなら、高級なものでも、購入できる範囲ではないでしょうか。
余裕があるかぎり、最大限の敬意を込めたお礼を心がけてみてください。
お礼をして、迷惑になることはありません。
すべての企業への対応が難しければ、せめて志望度の高い企業に絞ってもいいでしょう。
お礼も、アピールの1つ。
少しでも敬意が強く表現できるなら、お金も時間も、投資する価値があります。
選考で迷っている状況では、丁寧なお礼が決め手になる場合もあるのです。