役員たちは、経営する立場の人間です。
これまでの面接官だった採用担当者とは違い、企業を直接動かす立場の人間です。
会社の方針を決断したり、経営戦略を考えたりなど、常に重大な責任を背負っています。
そのため最終面接では、応募者を険しい表情で見てくる場合があります。
怒っているような表情かもしれません。
眉間にしわが寄っているかもしれません。
にらむような目つきで、あなたを見るかもしれません。
そんなとき、自分まで険しい表情になっていませんか。
私たちは、相手の表情に反応して、自分の表情を作りがちです。
しかし、役員の表情が険しいからとはいえ、あなたまで険しい表情になるのはよくありません。
応募者の険しい表情を見た役員は、心に不安が生じて、いっそう表情が険しくなるでしょう。
大切なことは、常に明るい表情を維持することです。
役員の表情が険しくても、あなたは明るい笑顔を返すことが大切です。
たとえ、役員がにらむような目つきであっても、あなたはまっすぐ前を向き、にこやかな笑顔を維持しましょう。
白い歯を見せた大げさな笑顔ではなく、口を閉じたまま、広角を少し上げた軽い笑顔で十分です。
表情を明るくすることで、明るい雰囲気が漂います。
怒られている場合を除き、表情は常に明るくすることが大切です。
笑顔のある応募者は、大きく成長してくれそうだという期待をします。