最終面接で最もよくありがちな失敗は、萎縮です。
採用担当者とは普通に話ができても、相手が役員となると、高い肩書に恐縮して、普通に接しにくい場合があります。
面接官は、会社を代表する人物。
これまでの人生で、役員と対面して話す機会は、ほとんどなかったのではないでしょうか。
雲の上のような立派な肩書に萎縮して、目をそらしがちになる。
たしかに肩書や風格など、いかにも「企業の代表者」という雰囲気があれば、恐れ多い気持ちになるでしょう。
しかし、ここが正念場です。
たとえ相手が役員であれ、むやみに物おじしないことです。
むしろ相手が役員だからこそ、堂々とした態度が必要です。
堂々とした態度から、ぐいぐい成長する将来性を感じ、高く評価してくれるでしょう。
萎縮しそうになれば「正念場だ。しっかりしろ」と自分に言い聞かせ、むちを打ちます。
背筋を伸ばして、正しい姿勢を心がける。
しっかり前を向き、相手の目を見る。
明るく元気な声で、はきはき話す。
若者らしい、すがすがしく爽やかな雰囲気を出します。
相手がどんなに偉い人でも、話をするときは、堂々とした態度が必要です。
「最近の若者にしてはしっかりしている」という印象を与えることができれば、合格です。