最終面接で担当する面接官のほとんどは、役員です。
代表取締役や取締役など、企業の経営陣が対応することが大半です。
しかも1名ではなく、複数名登場することも珍しくありません。
学生にとっては、恐れ多い存在です。
「絶対に失礼があってはならない」と考えたとき、疑問に浮かぶ1つが、笑いです。
「役員の前で笑うと、軽い人間に見られるのではないか」
悪印象を警戒して、笑いを抑えるべきか、悩む人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、特に抑える必要はありません。
笑うことも、コミュニケーションの1つだからです。
笑う場面にもかかわらず、むすっとしているのは、むしろ不自然ですね。
相手が誰であろうと、話の流れで笑う場面になれば、普通に笑えます。
適度な笑いは、人としての余裕と魅力があふれている印象を与えます。
もちろん非常識な笑い方は控えるべきですが、普通に笑う分には問題ないのです。
ただし、自分からわざと笑いを誘うような話しぶりは避けたほうがいいでしょう。
わざとらしいギャグやだじゃれは不要です。
また、他人の失言や失態などを笑うのも抑えるほうが賢明です。
この注意点については、最終面接に限らず、他の面接形式でも同様です。
あくまで話の流れで笑う場面になったとき、自然に笑う程度が適切です。