「加点を狙うより、減点を避ける」
これは面接の基本です。
採用担当者にとって考え方は多少異なりますが、一般的に就職活動では、変わった人間を嫌う傾向があります。
どんな企業でも、礼儀作法や常識のある人を求めています。
社会人として働く際は、礼儀作法や常識など、人としての基本が必要であるため、重視される傾向があります。
基本ができていれば、教育も応用もしやすいため、選考では優先させるのです。
一般的な面接の場合、加点を狙うより減点を避けたほうが、選考が通過しやすいでしょう。
では、最終面接も同じ心がけで挑めばいいと思いますが、ちょっと待ってください。
最終面接だけは、唯一例外として、加点を狙っても大丈夫です。
最終面接まで来た応募者には、そもそも減点がないからです。
どの応募者もすでに基本ができていて、悪いところを探そうとしても見当たらないでしょう。
最終面接まで通過できた事実が、非常識な点が見当たらない、もしくは少ないという証拠です。
したがって、最終面接でも減点を避けてばかりでは、差をつけることができません。
だから、加点を狙う必要があるのです。
加点を狙う際も、やはり常識の範囲が必要です。
常識の範囲で最も無難な加点の狙い方は、熱意と意欲です。
心を動かせるのは、心です。
より強い入社意欲を見せましょう。
企業に貢献したい気持ちを、熱く語りましょう。
その熱い言動が加点となり、役員の注目を集めることができるのです。