内定通知は、必ずしも書面で届くとは限りません。
企業によっては、口頭のみで内定の通知を行うことがあります。
たとえば、面接で内定を口頭で言われたり、電話で連絡されたりなどです。
口頭だけでは証拠が残らないため、不安を抱くはずです。
内定の通知が口頭のみでも、有効なのでしょうか。
まず内定の連絡は、口頭だけでも、法的には有効とみなされます。
民法の一般原則では「口約束」も、契約が成立することになっているからです。
したがって、内定の通知が口頭のみでも、法的には有効と考えることができます。
これは、商品契約や婚約などでも同様です。
ただし、後から何らかのトラブルになる可能性もゼロではありません。
不安のある人は、採用担当者に書面による通知をもらえないか、相談するといいでしょう。