内定は、口頭で連絡されることがあります。
書面による通知だけでなく、口頭による通知も、法律上は契約が成立します。
場合によっては、面接中に口頭で内定が言い渡される場合もあるのです。
ところが口頭の中には、内定という意味なのか、はっきりわからない場合があります。
「君に任せたい仕事があるよ」と、笑顔で言われる。
「もうスーツを脱いでも大丈夫ですよ」と、促される。
「今後の活躍に期待しているよ」と、握手をされる。
内定という意味にも聞こえる一方、普通の応援にも聞こえますね。
曖昧な表現をほうっておくのはよくありません。
意味のはっきりしない発言をほうっておくと、誤解やトラブルを招く原因になります。
こうした場合はうやむやにせず、内定という意味なのか、きちんと確認しましょう。
「これは、内定という意味として受け取ってもよろしいでしょうか」
たった一言で、すぐわかることです。
確認を取るのは、失礼なことではありません。
曖昧な点を確認することは、社会人としてふさわしい態度です。
弱気にならず、堂々と尋ねましょう。