「聞かれたから、正直に答える」
これは、面接における受け答えの基本です。
もちろん正直に答えるのは基本なのですが、愚直に答えるのは注意が必要です。
考えてほしいのは、面接官の意図です。
面接官による質問には、どんな内容であれ、何らかの意図があると思ってください。
完全な雑談もゼロではありませんが、ほとんどの質問に何らかの意味があると考えるのが妥当です。
質問の裏には、別の意味・狙い・目的などが隠れています。
質問の意図を読み取ることで、面接官の期待に応える答え方ができるようになります。
たとえば「休日の過ごし方を教えてください」という質問をされたとします。
単なる雑談のように思えますが、きちんと意図があります。
休日の過ごし方には、応募者の人間性が表れやすいところ。
「休日の過ごし方を通して、応募者の普段の様子を知りたい」という意図が隠れています。
そうとわかれば、答え方にも注意が必要ですね。
だらしない過ごし方をしていても、あえて触れない配慮が必要です。
できるだけ仕事に関係する過ごし方を選べるでしょう。
「仕事に関係している本を読んでいる」など、向上心や積極性の感じられる答え方が適切です。
質問の意図がわかれば、面接官の心をつかんだ回答がしやすくなるのです。