グループディスカッションでは、大きく分けて、5つの役割が存在します。
それぞれに、役割・メリット・デメリットが異なるため、ポイントを押さえておきましょう。
司会者は、進行をつかさどる役目があります。
議論を引っ張ったり仕切ったりまとめたりなどです。
全員に発言の機会を与えることで、議論に偏りが出ない配慮も必要です。
グループディスカッションでは、重要な役目であり、なおかつ最も責任の重い役目です。
司会する都合上、最も発言回数が多く、最も目立ちます。
結果として、責任感・積極性・存在感などのアピールができます。
議論がうまく進まない場合、司会者の責任にされることがあります。
集団をまとめる必要があるため、ある程度の度胸も必要です。
目立つ立場であるゆえに、失敗すると、ダメージも大きくなります。
記録に残すため、議論のポイントを書き記します。
議論の内容を正確に把握して、要点をまとめる能力が求められます。
発言する立場ではないため、プレッシャーは小さくて済みます。
終始、冷静に話を聞く立場であるため、知的で、冷静沈着な印象を持たれやすい傾向があります。
要点を把握する能力が不足していると、メモをうまくまとめられません。
字が汚い人は、内容はまとまっていても、印象を悪く持たれやすい傾向があります。
開始、経過、終了などの時間を知らせます。
議論を冷静に客観視している印象を与えられます。
時間を告知するだけの仕事のため、存在感がアピールしにくい傾向があります。
グループディスカッションでは、最も評価されにくい立場です。
代表として、グループでまとまった意見を発表します。
代表として発表する立場のため、積極的な印象を与えられます。
大勢の人前で話すため、ある程度の度胸が必要です。
話をうまくまとめられなければ、印象が下がる場合があります。
積極的に議論をして、結論へと導きます。
自由に意見が言えます。
議論する立場上、思考力や発想力、理解力などが要求されます。
発言しないかぎり、存在感をアピールできません。
感情的な態度を見せるのも、やはり悪い印象です。