執筆者:水口貴博

人間関係で気をつける30の言葉遣い

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怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。

怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

怒りを感じてもいいのです。

怒りは、人間に備わった、大切な感情の1つです。

怒りの本質は、愛です。

相手を真剣に思うからこそ、怒りを感じます。

学校で、生徒のためを思っている先生ほど、怖いのと同じです。

生徒のためを思っているからこそ、怒りを感じ、本気で怒ります。

愛がないと、怒れないのです。

ただし、問題なのは、伝え方です。

怒りを感じたときに、怒りを感情のままぶつけるのはよくありません。

暴力でぶつければ、体を傷つけるでしょう。

感情でぶつければ、心を傷つけるでしょう。

怒りは、伝え方を工夫したうえで、ぶつけましょう。

すなわち「親切な苦情」として伝えるのです。

親切な苦情に加工するには、次の3つのポイントを押さえるだけです。

  1. 言葉遣いを丁寧にする

感情を抑えて、言葉遣いを丁寧にしましょう。

俗語や省略語は、できるだけ使いません。

とげがなく、柔らかい表現を意識しましょう。

  1. ゆっくり話す

ゆっくり話すだけで、丁寧な印象になります。

感情も抑えられるため、相手に受け入れられやすくなります。

  1. 褒めてから言う

いきなり苦情を言うより、褒めてから苦情を言うほうが、賢明です。

「不愉快です。迷惑です。やめてください」といきなり否定から始めるのは、よくありません。

「いつも素晴らしいサービスに感謝しています。ありがとうございます。ところで1つ、お伝えしたいことがあります」

褒め言葉から始めれば、その後の苦情もスムーズに受け入れてもらえるでしょう。

親切な苦情として怒りを表現すれば、不満を上手に吐き出せます。

同時に、相手には改善の材料にもなるでしょう。

怒りは、伝え方さえ工夫すれば、愛の表現になります。

お互いにとって、メリットになるのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(27)
  • 怒りは、親切な苦情として、表現する。
冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。

人間関係で気をつける30の言葉遣い

  1. どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無し。
  2. 無意識に同意の強要をしていませんか。
  3. 「面白くない」と言わない。
    「わからない」と言えばいい。
  4. 「嫌い」が口癖の人は、嫌われる。
  5. 「くだらない」と言わないほうがいい。
    くだらない人間と思われるから。
  6. 大きな主語は、トラブルを招きやすい。
  7. 正論が、人を落ち込ませることもある。
  8. 「疲れたよ」と言われたとき、どう返事をするか。
  9. 選択に迷う友人の背中を押す一言。
  10. 「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。
  11. 「うまくいくといいですね」という一言は、難しい。
  12. 「前のほうがよかった」は禁句。
  13. 挨拶をしても返事がないとき、どうするか。
  14. 誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。
  15. 遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。
    「大丈夫でしたか」と優しく接する。
  16. 「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。
  17. 「手伝いましょうか」という一言は難しい。
  18. 迷惑な行為であっても「迷惑」とは言わないほうがいい。
  19. 「前にも言ったよね」は禁句。
  20. ざっくりした答え方は「それ以上聞かないで」と誤解され、会話が続きにくくなる。
  21. 目上の人を褒めてはいけない。
  22. 「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めるのがマナー。
  23. 相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。
  24. 「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。
  25. 「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなる。
  26. 「興味がない」を「教えてほしい」に言い換える。
  27. 怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。
  28. 冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。
  29. ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい。
  30. 「あなたが嫌いです」と言われたとき、どう言い返すか。

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