執筆者:水口貴博

20代がしておきたい30のこと

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人間関係の本当の勉強は、20代から始まる。

人間関係の本当の勉強は、20代から始まる。 | 20代がしておきたい30のこと

学生時代は、嫌いな人と一緒になる機会は、ほとんどありません。

嫌いな人とは、距離を置けばいいだけでした。

学生時代の逃げ道は、いくらでもあります。

しかし、社会人になって仕事を始めてからは、違います。

仕事では、生理的に受け付けない人と一緒に仕事をしなければいけない状況があります。

むしろ、そういう場合がほとんどです。

お互いの性格や考え方が、まったく違います。

お互いのテンポやリズムも、まったく違います。

まったく自分とは違う人と、いかに仲良くなるかです。

こういう状況は、10代ではありません。

だから、いい勉強になるのです。

20代こそ、人間関係の本当の勉強が始まる時期です。

嫌いな人がいるから、仕事を辞めるのではありません。

仲良くない人と、仲良くするのが、1つの仕事です。

ため息をついて「さて、どう付き合っていこうか」と悩みながら、毎日接することです。

ひどいことを言われたとき、笑顔になって「さすがですね。勉強になります」と言えるかです。

顔を見るだけで吐き気がする人と、にこにこしながら仕事をする姿勢です。

楽しくなくても「楽しいですね」と言わなければいけないこともあります。

時には、心を無にしなければいけないこともあります。

これが、本当の人間関係です。

これまでの人間関係は、おままごとでした。

学生時代の人間関係が、生ぬるかったのです。

実のところ、仕事の悩みの大半は、人間関係です。

人間関係さえうまくいけば、仕事もうまくいくと言っても過言ではありません。

「絶対無理」という人と、いかに仲良くやっていくかを考えるとき、本当の人間関係が磨かれるのです。

20代がしておきたいこと(14)
  • 人間関係の本当の勉強を、始める。
素晴らしい人と友人になりたければ、自分が素晴らしくなければいけない。

20代がしておきたい30のこと

  1. 20代ほど、激動の10年間はない。
  2. 20代とは、30代を決める10年間。
  3. 20代は、理想と現実のギャップに驚く時期。
  4. 20代は、必ず一度は「仕事を辞めたい」と思う時期。
  5. 「仕事を辞めたい」と思ったとき、その理由が正当か、よく考える。
  6. 愚痴を言いながらも、やるべきことをきちんとやる人が偉い。
  7. 弟子入りがスムーズに進むのは、29歳まで。
  8. 何もない今だから、できることがある。
  9. 学力の本当の差がつくのは、学校を卒業してから。
  10. 学校を卒業してから、勉強が本当に楽しくなる。
  11. 「できません」ではなく「やってみます」。
  12. 20代は、お金が貯まらないのが普通。
  13. 20代は、本当の貧乏を味わう時期。
  14. 人間関係の本当の勉強は、20代から始まる。
  15. 素晴らしい人と友人になりたければ、自分が素晴らしくなければいけない。
  16. 商品やサービスを与える側になると、社会の仕組みがはっきり見えるようになる。
  17. 環境があるだけで、十分に恵まれている。
  18. 夢を聞かれて答えられなければ、その程度。
  19. 厳しいと思える20代は、実は最も優しい時期。
  20. マンネリとは、立派な成長の1つ。
  21. なぜ定年退職した人は、素晴らしいのか。
  22. 影響されすぎるのはよくないが、まったく影響されないのも問題。
  23. 不器用ほど、時間はかかれど、才能を発揮できる。
  24. あなたがどれだけ成長できるかは、腰の低さにかかっている。
  25. まだ山頂にたどり着いていないあなたは、幸せ。
  26. 20代のうちに、プロフェッショナルと呼ばれる能力を、身につける。
  27. 仕事のできる人の前では、年下でも、頭を下げて教えを求める。
  28. お酒の味を知り、お酒の怖さを知る。
  29. 20代のうちに、海外旅行を一度は経験しておきたい。
  30. 20代は、いかに親がすごいのか、あらためて知る時期。

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