20代は、仕事を始めたばかりで、よく叱られます。
社会に出てまだ間もないので、仕事で間違いや失敗ばかりです。
叱られてばかりの毎日に、うんざりするでしょう。
厳しいと思える20代ですが、本当は違うのです。
実は、最も優しい時期です。
毎日叱られてばかりと思いますが、いろいろありつつも、最終的に許してくれます。
間違って「詰めが甘いぞ」と叱られつつも「まあ、若いから仕方ないね」と許してくれます。
仕事が遅くて「早くしろ」とせかされつつも「次からは改善しなさい」と、寛大になってくれます。
仕事のできが悪くて「下手だね」と怒鳴られつつも「次からしっかりやりなさい」と勘弁してもらえます。
叱られます。
叱られますが、許してくれます。
だから、優しいのです。
これが40代や50代になると、そうはいきません。
年齢が高くなればなるほど、失敗による責任が大きくなります。
大きなプロジェクトの責任者になり、間違えれば、社運にかかることもあるのです。
「責任を取って辞めてもらう」ということになります。
あるいは、社内の雰囲気として、辞めざるを得ない状況になります。
20代はよく叱られますが「許してもらえる」という特典付きです。
命まで取られるわけではありません。
「許してもらえる」という特典を最大限に活用して、どんどん仕事に挑戦しましょう。
早いうちに失敗することが、仕事ができるようになる、最高の近道です。
叱られて落ち込んでも、すぐ立ち直ればいいのです。
すぐ立ち直ることも、1つの仕事です。
「上司や先輩から精神面を鍛えてもらっている」と思えばいいです。
叱られても、希望を持って、前を向きましょう。