医療が発達して、人間の平均寿命は長くなっています。
長寿は、人類の古くからの願いです。
時代を追うごとに、長寿の願いが叶えられています。
紀元前では、世界の平均寿命は、なんと20歳前後でした。
医学が発達した今では、70歳にも80歳にも、伸びています。
今この瞬間も、平均寿命が少しずつ延びているところです。
素晴らしいことです。
しかし、ここで思いもしない落とし穴が見つかっています。
長く生きられる可能性が高くなる反面、生き方がだらしなくなっている人が増えています。
特に目標ももたず、ぼうっと過ごすだけの毎日。
「うまくいかなくても明日がある。まだまだ人生は長い」
そう思い、生きる気合が抜けているのです。
たしかに明日はありますが、気合が入っていなければ、いつまで経ってもうまくいかないでしょう。
これでは、充実した人生を送っているとは言えません。
退屈な毎日ばかりで、人生がすかすかです。
意味のない時間より、意味のある時間を送ることです。
いい人生とは、長く生きられるかどうかではありません。
時間の質が高いかどうかです。
頭と体に、たくさんの汗をかきます。
充実した時間を送り、質の高い時間を送ることです。
たとえ人生が短くても、質の高い時間を送ることができれば、幸せです。
「長生きできるだろう」と思い、だらけた毎日を送っていませんか。
常に「今日が人生最後の日」と思いながら、生きることです。
一瞬一瞬の時間の質を高めることで、人生全体が充実するのです。