大事な試合で負けると、悔しい気持ちになります。
惨めで、情けない気持ちになるでしょう。
悔しい気持ちになるのは大切です。
負けないと、悔しい気持ちになれません。
負けたときは、大きなパワーが出るものです。
ただし、悔しい気持ちがあって、相手を恨んだりするのはよくありません。
せっかくの強いパワーが、どんどん外に逃げ出しています。
もったいないです。
では、どこにぶつければいいのかというと、自分にぶつけるのです。
実力の伸びのある選手は、試合で負けたら、その帰りに練習をします。
試合で疲れたからとはいえ、試合後、自宅に帰って休憩するのは、普通です。
負けたら、悔しい気持ちがあるうちに、練習してから帰ります。
本当に悔しい気持ちは、試合の疲れを、吹き飛ばします。
悔しさのパワーが、試合によって失われたエネルギーを、充電してくれるのです。
負けた記憶が鮮明なうちに練習すれば、弱点の補強や改善にもつながるでしょう。
悔しさの涙を流しながら、練習するくらいでいいのです。
負けた意味も出てきます。
実力が伸びていきます。
その踏ん張りがあれば、次の試合では、きっと勝てることでしょう。
悔しい気持ちになったら、エネルギーに転換して、もう一踏ん張りするのです。