トーナメントの試合ではさまざまなレベルの相手と対戦します。
強い相手と対戦するときもあれば、弱い相手と対戦するときもあります。
時には確実に勝てる相手と対戦することもあるでしょう。
トーナメントですから、はるか格下の弱い相手と対戦することも当然あります。
「楽勝できる」「本気を出さなくても勝てる」というパターンがあるでしょう。
戦う前から「勝ったも同然」と言える場面があります。
このときよくあるのが、不誠実な態度で試合に挑むパターンです。
たとえば、相手をからかう挑発をしたり、わざと手抜きのプレーを見せたりです。
たしかに格下の弱い相手であれば、本気を出さなくても簡単に勝てるでしょう。
わざと手抜きをして相手に先行されても、簡単に挽回できるでしょう。
ふざけながら戦っても、最終的に勝つことさえできれば、トーナメントに進出できます。
だからといって不誠実な態度はよくありません。
不誠実な態度を見せるのは、スポーツマンシップに反します。
力の差を見せるのはOKですが、不誠実な態度を見せるのはNGです。
ふざけた態度で試合に挑むと、油断によって大きなミスが生まれ、逆転負けの可能性も出てきます。
勝負は勝負です。
本気を出さなくても勝てる相手であっても、スポーツマンシップらしい態度を見せることです。
すなわち「常に真剣勝負の意識を持つこと」です。
「本気を出す必要はない」と思うときこそ、気持ちを引き締めてください。
本気を出す必要はなくても、勝負であるかぎり真剣な態度で挑むことです。
どれだけ弱い格下の相手であろうと、常にベストを尽くす姿勢が大切です。
それがスポーツマンシップです。