人の豊かな表情は、たくさんの筋肉が組み合わさってできています。
表情筋です。
表情筋とは、表情を作るために使われる筋肉です。
人の顔には、およそ40種類もの表情筋があります。
年を重ねていくと、体の筋肉が衰えるように、表情の筋肉も衰えてきます。
その結果、顔のたるみにつながったり、元気のない表情が増えたりします。
しかし、諦める必要はありません。
筋肉が衰えても、鍛えればいいのです。
世界には、80歳や90歳のボディービルダーが存在することからわかるように、筋肉はいくつになっても、鍛えられます。
人間に秘められている、驚くべき可能性です。
もちろん表情筋も、いくつになっても、鍛えられるのです。
顔のたるみが目立ってくれば、表情筋を鍛えましょう。
ポイントは、皮膚を激しく動かす顔面体操は控えることです。
浴室など、湿気が多いところでやれば、しわへの悪影響もありません。
皮膚を無理に伸ばすと、しわやたるみを悪化させてしまうことがあります。
無理はせず、アルファベットの「E」と「O」を繰り返す運動がいいでしょう。
口周りの筋肉が鍛えられることで、口元のたるみが緩和されます。
表情筋が鍛えられると笑顔も豊かになり、若々しくなるのです。
「どうせ今さら」と思っていると、どんどんたるみが悪化するばかりです。
80歳や90歳のボディービルダーのように「諦めてなるものか!」という心が大切です。
顔面体操に、遅すぎることはないのです。