年を取れば、しみ、しわ、たるみは避けられないと思われます。
年を取れば、ある程度、誰にでもできるという認識が、一般的です。
それは、私たちの生活では、紫外線にさらされた生活が前提になっているからです。
実は、しみもしわもたるみも、一番の原因は紫外線です。
紫外線に当たると、皮膚組織のDNAを傷つけてしまい、メラノサイトが正常に働かなくなって、しみができます。
肌の奥には、弾力の役割を果たすコラーゲンやエラスチン繊維があります。
紫外線は、コラーゲンやエラスチン繊維を切り刻んでしまいます。
弾力が失われ、同時に肌の乾燥も加速します。
乾燥と弾力が失われれば、しわができ、たるみもできやすくなるのです。
しみ、しわ、たるみのでき方には、個人差があると言われます。
この「個人差」がポイントです。
この個人差をひも解けば「どのくらい紫外線に当たる生活を送っているか」という差です。
若いうちから日焼けばかりをする生活を送っていれば、早い段階からしわ、しみ、たるみに悩まされます。
逆に、若いうちから紫外線を避けた生活を心がければ、しわ、しみ、たるみはできにくくなります。
仮に人生でまったく紫外線を浴びなければ、しみ、しわ、たるみは一生涯できないと主張する専門家もいます。
私たちが生きているかぎり、紫外線を浴びずに生活するのは不可能ですが、できるだけ避ける生活なら、実践できるはずです。
美肌を求めるなら、生活に支障が出ない範囲で、紫外線を避けるほうがいいでしょう。