「寝たら損だ。寝てばかりでは、人生を無駄に過ごす時間も長くなる」
客観的に見ると、寝ている時間は、何もしていない時間です。
無駄を省いて効率を求める人には、起きている時間が長いほど活動時間も長くなるため、人との差をつけられるだろうと思います。
深く考えることなく「睡眠時間が短いほど得である」と思い込んでしまいがちです。
しかし、そうではありません。
実は、睡眠時間を削るほど、損することもないのです。
睡眠時間が短くなると、疲れを十分に取ることができません。
日中の活動に力が入らず、仕事や勉強に身が入らず、ぼうっとした時間が増えます。
たしかに起きている時間こそ長いのですが、ぼうっとしているのでは意味がありません。
効率がよいようで、非効率な時間ばかりが多くなるのです。
また睡眠不足は、肌荒れの原因にもつながります。
顔色も悪くなり、肌が荒れやすくなります。
顔色が悪い人からは、悪い印象を受け、生気が失われているように感じます。
目つきも悪くなるので、なんとなく話しかけづらく、やる気がないように見られやすい。
それは客観的に見て、損です。
寝たら損だと考える人は、実は余計に損をしているのです。
睡眠時間に対する価値観を改めましょう。
睡眠時間は、無駄ではありません。
じっとしているから何もしていないように思えますが、大切な仕事をしています。
「疲れを取る」という仕事をしているのです。
しっかり寝ることで疲れが取れて、ストレスが軽くなります。
日中は、疲れやストレス知らずの活力ある生活を送ることができるようになり、仕事も勉強もはかどります。
なにより、肌の新陳代謝が活発に行われるのは、睡眠中です。
たっぷり睡眠を取ることで、美肌にもよい影響を与えます。
きれいな肌で顔色がいい人からは、よい印象を受けます。
若々しくて、魅力的で、元気があるように見えます。
活力あふれる目つきになるので、やる気があるように見られやすい。
それは客観的に見て、得です。
寝るのは、損する時間ではありません。
どんどん得する時間なのです。