意外にも、お酒は美肌を妨げる習慣の1つです。
「むしろ美肌によいのではないか」
そう思っている人も多いことでしょう。
実際にお酒を飲んだ後、肌の調子がよくなった実感を体験した人も多いはずです。
たしかにお酒を飲んだ後は、血液の循環がよくなるため、体が温かくなります。
血液循環がよくなることで、栄養が体中に行き渡りやすくなり、肌の調子もよくなるのです。
しかし、それは、お酒を飲んだ「直後のみ」です。
お酒を飲んでしばらく経つと、血液中のアルコール濃度を下げようと、体の水分が大量に使われます。
肌が乾燥して毛穴が広がったり、角質が硬くなって皮脂が詰まりやすくなったりします。
肌荒れの原因になるのです。
ただし、社会生活では、どうしてもお酒と関わる状況の人もいるでしょう。
会社の付き合いなどで、飲まなければならない場合もありますが、せめて量や回数を減らすなど心がけてはいかがでしょうか。
特に気をつけたいのは、寝る前に飲むお酒です。
新陳代謝が最も活発に行われるのは、睡眠中です。
寝る前にお酒を飲んでしまうと、睡眠中の新陳代謝が妨げられるのです。