一言でベースメイクとはいえ、幅があります。
ファンデーションだけではありません。
日焼け止め、化粧下地、コンシーラー、コントロールカラー。
すべて、ベースメイクの一部です。
ここで疑問に思うのは、使う順番です。
適当な順番で仕上げるのではなく、化粧品の効果を、より引き出すための順番があります。
メイクをする女性には、当たり前かもしれませんが、いま一度おさらいしましょう。
日焼け止めの際は、紫外線を防止する効果を最大限に発揮されるよう、最初に塗りましょう。
顔全体に、満面なく塗るようにします。
紫外線を防止する効果がある化粧品を使う場合は、省略することもできます。
ただし、夏場や長時間の外出の際は、きちんと日焼け止めを塗ったほうが、きちんとした効果が期待できます。
季節や日差しの状況によって、判断しましょう。
化粧下地は省略可能ではありますが、できるだけ使うことをおすすめします。
化粧下地を塗ることで、色のむらがなくなり、ファンデーションののりや持ちを、いっそう高めることができるようになるからです。
塗り終えたら、すぐファンデーションを塗るのではなく、しばらく時間を置いて、肌になじませましょう。
くすみや赤ら顔など、化粧下地だけではカバーしきれない顔色の事情があるときは、コントロールカラーで顔色を整えます。
事情がなければ、省略可能です。
ベースメイクの主役です。
骨格の高いところは厚く塗り、低いところは薄く塗るのがポイントです。
吹き出物、しみなど、肌の欠点がある場合は、コンシーラーで隠しましょう。
コンシーラーは、粉ものの前に使うのがポイントです。
なじみやすく、落ちにくくさせるためです。
コンシーラーは、リキッドファンデーションの後に使い、パウダータイプのファンデーションなら、前に使います。
ベースメイクの主役です。
肌のきめ、つやなど、総合的に整えます。
肌のでこぼこやかさつきが目立つ場合は、フェイスパウダーでつやを出しましょう。
小さな粒子が光を反射して、つやのある肌に仕上げます。
皮脂を吸着させる効果のあるフェイスパウダーを選べば、化粧の持ちもよくなります。
パウダーをはたいた後は、フィニッシングブラシで、余分な粉を落としましょう。
これで基本的なベースメイクは、終了です。