あらを指摘して、通のふりをするのが、一番かっこ悪いことです。
しかし、なかには本当に給仕の対応などに問題がある場合があります。
レストラン側に悪気があるわけではありません。
レストランを切り盛りしていると主観的になり、自分たちの悪い点になかなか気づけない場合があります。
そういうところを指摘してくれるお客さんは、ありがたいと感じます。
自分たちだけで悪い点を指摘して、陰で悪口を言ったり笑ったりするのが一番感じが悪い。
いつまでもレストランの改善がされないだけでなく、客がどんどん離れていってしまうからです。
そういうとき、周りに気づかれないよう、給仕にこっそり伝えるようにしましょう。
頭にくるようなクレームほど、こっそり気づかれないように伝えます。
周りに聞こえずに伝えようとしていることで、気遣いが感じられます。
「怒っているはずなのに、あえてこっそり伝えてくれた」
お客さんの優しい気遣いから、レストランに対する気遣いや熱い思いが感じられ、給仕はより高い認識や理解につながります。
レストランの改善につながれば、客離れを引き止めることができます。
あなたの小さなクレームが、レストラン存続の鍵を握っているのです。