執筆者:水口貴博

テーブルマナーのすすめ

22

頭にくるクレームほど、小さな声で伝えるのがマナー。

頭にくるクレームほど、小さな声で伝えるのがマナー。 | テーブルマナーのすすめ

あらを指摘して、通のふりをするのが、一番かっこ悪いことです。

しかし、なかには本当に給仕の対応などに問題がある場合があります。

レストラン側に悪気があるわけではありません。

レストランを切り盛りしていると主観的になり、自分たちの悪い点になかなか気づけない場合があります。

そういうところを指摘してくれるお客さんは、ありがたいと感じます。

自分たちだけで悪い点を指摘して、陰で悪口を言ったり笑ったりするのが一番感じが悪い。

いつまでもレストランの改善がされないだけでなく、客がどんどん離れていってしまうからです。

そういうとき、周りに気づかれないよう、給仕にこっそり伝えるようにしましょう。

頭にくるようなクレームほど、こっそり気づかれないように伝えます。

周りに聞こえずに伝えようとしていることで、気遣いが感じられます。

「怒っているはずなのに、あえてこっそり伝えてくれた」

お客さんの優しい気遣いから、レストランに対する気遣いや熱い思いが感じられ、給仕はより高い認識や理解につながります。

レストランの改善につながれば、客離れを引き止めることができます。

あなたの小さなクレームが、レストラン存続の鍵を握っているのです。

テーブルマナーのすすめ(22)
  • 気になる点があれば、こっそり給仕にクレームを言う。
テーブルマナーを知っていると、いつの間にか可能性が広げられる。

テーブルマナーのすすめ

  1. かっこいい人を見た経験が、私の意識を一変させた。
  2. レストランでの口説き率は、異常に高い。
  3. フォーマルなレストランで、頼りがいのある男性に見られる方法。
  4. テーブルマナーの意味を、最初から求めない。
    結果には、タイムラグがある。
  5. 給仕やソムリエに、嫌われる客と好かれる客の特徴。
  6. ルールはルール。
    面倒なことを嫌がらない人が、かっこいい。
  7. 「マナー、マナー」と言っているのは、まだ慣れていない証拠。
  8. どんなに面倒なマナーも慣れてしまえば、なんともない。
  9. 「落ち着け! 落ち着け!」と思うほど、余計に焦ってしまうのが人間。
  10. 下心のためのおごりは、好かれるどころか、むしろ嫌われる。
  11. 「楽な食べ方」を中心に考えるなら、野生動物と変わらない。
  12. テーブルマナーで差をつけろ。
  13. テーブルマナーとは、日常生活をちょっと上品に変える魔法である。
  14. 知識は盗まれない。
    体で覚えたことは、忘れもしない。
    テーブルマナーは、一生涯の財産になる。
  15. あなたのマナーは、3世代続く。
  16. クレームを言った後は、再訪問するのがマナー。
  17. 給仕にとって「おいしい」ほど、嬉しい褒め言葉はない。
  18. テーブルマナーは、推理ゲームとして考えると面白い。
  19. マナーはスポーツと同じ。
    まず頭で覚え、最後は体で覚える。
  20. テーブルマナーで、相手のことがわかってしまう。
  21. あらを指摘して通のふりをするのが、一番かっこ悪い。
  22. 頭にくるクレームほど、小さな声で伝えるのがマナー。
  23. テーブルマナーを知っていると、いつの間にか可能性が広げられる。
  24. あなたのマナーが、相手を幸せにさせる。
  25. 他国の食事マナーの習得は、異文化を学ぶことに匹敵する。
  26. 時代とともに変化する「かっこいい」より、変わらない「かっこいい」。
  27. 外見に恵まれない人は、テーブルマナーで一発逆転のチャンスを狙え。
  28. 魚料理に対する苦手意識の大半は、ほかとは違い、練習しだいで克服できるもの。
  29. レストランの堅苦しい場所を使って、真面目な気持ちを伝える。
  30. 食事をサーブする側を経験すると、マナーの大切さを痛切に感じる。

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