フランスのワインの中には「セカンドワイン」と呼ばれるものがあります。
ワインショップにおいても「セカンドワインを入手しました」という広告を見かけることがあります。
セカンドワインがあるわけですから、当然「ファーストワイン」も存在します。
どのような違いがあるのでしょうか。
ファーストワインは、フランスのトップクラスのワイン、5大シャトーなどが代表です。
いわば、世界で認められた、フランスの超高級ワインです。
フランスの最も高いワイン基準をクリアしているワインです。
1級格付けされているものが、ファーストワインです。
伝統があり、高品質であり、世界的に認められています。
それに対して、伝統や品質面において、ファーストほどのレベルに達しなかったワインを「セカンドワイン」と呼びます。
こう聞けば、セカンドワインに対して悪い印象を持つ人がいるのですが、劣化品というわけではありません。
あくまで、ファーストレベルには届かない品質というだけです。
例えて言えば、最終面接で落とされたワインということです。
最終面接までは多くの基準をクリアしているわけですから、それなりの高品質があることはたしかです。
セカンドワインは、高品質でありながら、手頃な値段のものが多く見られます。
気軽にフランスワインを楽しみたい人には、おすすめなのです。