執筆者:水口貴博

ワインの30の基本知識

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フランスの「セカンドワイン」の意味とは。

フランスの「セカンドワイン」の意味とは。 | ワインの30の基本知識

フランスのワインの中には「セカンドワイン」と呼ばれるものがあります。

ワインショップにおいても「セカンドワインを入手しました」という広告を見かけることがあります。

セカンドワインがあるわけですから、当然「ファーストワイン」も存在します。

どのような違いがあるのでしょうか。

ファーストワインは、フランスのトップクラスのワイン、5大シャトーなどが代表です。

いわば、世界で認められた、フランスの超高級ワインです。

フランスの最も高いワイン基準をクリアしているワインです。

1級格付けされているものが、ファーストワインです。

伝統があり、高品質であり、世界的に認められています。

それに対して、伝統や品質面において、ファーストほどのレベルに達しなかったワインを「セカンドワイン」と呼びます。

こう聞けば、セカンドワインに対して悪い印象を持つ人がいるのですが、劣化品というわけではありません。

あくまで、ファーストレベルには届かない品質というだけです。

例えて言えば、最終面接で落とされたワインということです。

最終面接までは多くの基準をクリアしているわけですから、それなりの高品質があることはたしかです。

セカンドワインは、高品質でありながら、手頃な値段のものが多く見られます。

気軽にフランスワインを楽しみたい人には、おすすめなのです。

ワインの基本知識(30)
  • セカンドワインに対する誤解を、取り払う。
まとめ

ワインの30の基本知識

  1. 色で分ける、3つのワインの特徴と違い。
    白、赤、ロゼ。
  2. 製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。
    スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。
  3. ワインの名前の起源がわかれば、一番アピールしたいポイントがわかる。
  4. なぜ、ワインはたくさん種類があるのか。
  5. ハウスワインは、レストランの実力が反映されている。
  6. 急いでワインを冷やしたいときの3つの方法。
  7. ワインは、作り手のこだわりや情熱が伝わりやすい飲み物。
  8. 酔うためにワインを飲むと、失敗する。
    ワインは味わうために飲む飲み物だ。
  9. ワインは、高価どころか、むしろ安い?
  10. プロに見える、スパークリング・ワインの上手な注ぎ方。
  11. ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。
  12. なぜ、白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが大きいのか。
  13. ワインを保管するときに気をつけたい3つのタブー。
  14. ワインの「当たり年」「外れ年」の意味とは。
  15. シャンパンは、音を立てずに開けるのがエレガント。
  16. デザートワインの代表「貴腐ワイン」とは。
  17. ロゼの辛口スパークリング・ワインは、どんな料理にも合う万能ワイン。
  18. よいワインショップに見られる5つの特徴。
  19. ワインのコルク上部にあるカビは、品質劣化品と誤解されやすい。
  20. たくさんの種類のワインは、それだけ楽しみが存在するという証し。
  21. ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。
  22. 高級なワインや持ち込みワインは、少し残して帰ると、ソムリエに喜ばれる。
  23. 11月の第3木曜日は、ボージョレ・ヌーボーの解禁日。
  24. ワインに含まれる酸化防止剤には、意外な効用がある。
  25. フランス産のワインでよく目にする「AOC」とはどういう意味なのか。
  26. 高価な高級ワインを、簡単に飲む方法。
  27. ワインの堅苦しい持ち方は、自分がおいしくいただくためのマナー。
  28. ワイナリーの見学ツアーに参加すると、ワインへの意識が向上する。
  29. プロに匹敵する、ワインのコルクの上手な開け方。
  30. フランスの「セカンドワイン」の意味とは。

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