「レストランの予約は面倒だなあ」
私は最初、そう思っていました。
わざわざ電話をしなくても、直接行けばいいだろうと思います。
「席がなければ、そのときに考えればいい」
しかし、予約をしないほうが、もっと面倒なことになります。
レストランが満席の場合、ほかのレストランを探さなければいけないからです。
行けば、必ずテーブルがあいているとは限りません。
おいしくて有名なレストランほど、お客さんが多いでしょう。
予約なしでいきなり行くと「満席です」と言われ、仕方なくほかを当たることになります。
同行者がいれば、無駄足を踏ませることになります。
テーブルが確保できるまで待つこともできるでしょうが、いつまで待たされるのかわからない不安もあります。
急にテンションが下がります。
待っている間に料理が冷めてしまうように、待っている間に恋人や友人との雰囲気も冷めてしまいます。
レストランへ行くとき、一部のフォーマルなレストランを除き、予約をしなければいけない決まりはありません。
しかし、できるだけスムーズに進めたいときには、やはり予約に限ります。
大切な場面ほど、予約は基本です。
レストランの予約は、面倒とはいえ、しないほうがもっと面倒なことになります。
確実にテーブルに着くことができる安心感は違います。
堂々と向かうことができ、同行する人とのテンションを大切にできます。
気がかりが少ない分、食事や同席者に集中できるようになるのです。