レストランでは、給仕との会話も大切です。
オーダーのとき、ふと気になったメニューがあれば「何だろう」と思います。
イタリア料理やフランス料理のメニューには、書かれている料理名を読んでも、想像が難しい料理が珍しくありません。
「冷製ラタトゥイユ」
「ジゴイネ」
「オイルサーディンのタルティーヌ」
「なんだろう」と思います。
名前を見て、なんとなくわかるようで、わからない。
「生ハム」や「ソーセージ」などなら、名前からすぐイメージが湧きます。
わからない料理名があれば、知ったかぶりをしないで、オーダー時、ぜひ給仕に尋ねてみましょう。
「これはどのようなお料理ですか」
実は、給仕にとって、この質問を心待ちにしています。
本来、料理についての説明は、メニューだけではうまく伝えられません。
使っている食材や味など、給仕が具体的に説明をするのです。
また各人が抱く疑問や興味などを、給仕が豊富な経験を生かし、説明してくれます。
これが大切なのです。
そういう話を聞けば、より料理への期待も高まり、おいしくいただけるようになります。
料理のことでわからないことは、何でも聞く。
食事をよりおいしくいただくために、あえて積極的に質問をしましょう。
このことで、給仕との会話のきっかけがつかめます。
堅苦しいレストランの場が和みやすくなったり、同席者との会話も弾みやすくなったりするのです。