「いくらかわいい猫とはいえ、この部屋だけには入ってほしくない」
家庭によっては、猫に入ってほしくない部屋がある場合があります。
応接間がある家庭なら、その代表でしょう。
来客用の部屋が、猫のにおいで充満していれば、訪問客に対して不快のもとになります。
応接間の壁などに猫の引っかき傷やかじった跡などがあると、お客さんも「この家は大丈夫かな」と不安になるでしょう。
そのほか、貴重品や高級なはく製が置いてある倉庫部屋もある家庭も多いのではないでしょうか。
ドアを閉めていれば大丈夫と思うのは、早合点です。
スライド式のドアくらいなら、猫は手で開けて入ろうとすることがあります。
驚くべきことにドアノブをひねって回して開けようとする賢い猫までいるようです。
これをやめさせる、いい方法が2つあります。
単純な方法ではありますが、ドアに鍵をかけておくのがおすすめです。
少しだけ費用はかかりますが、貴重品を置く部屋なら「猫対策」だけでなく「泥棒対策」としても大変有効です。
しかし、これでは、入ろうとするたびに鍵を開ける手間が増えます。
人によっては面倒と感じる人もいるでしょう。
そこでもう1つ、単純な方法があります。
猫は柑橘系のにおいが、大変苦手です。
たとえばミカンやグレープフルーツの皮などには強い拒否反応を示すはずです。
飼い主がミカンを食べた後、猫から逃げられることがあると思いますが、柑橘系のにおいが苦手という習性があるためです。
入ってほしくない部屋がある場合には、強い柑橘系のにおいがする芳香剤を置いておけば、猫は嫌がって入らないはずです。
あらかじめ、無臭の忌避剤をまいておくのも1つの手段です。
来客に対しても不快感を与えることも少ないことでしょう。