猫を飼っていると、おしゃぶりする癖がよく見られます。
暇が多いので、部屋の中のさまざまな物に興味を示し、手当たり次第に触ったりかじったりしようとしまです。
布でできた人形を噛んだり、プラスチック製のコップを噛んだり、新聞紙を食べようとしたりなどです。
これはあまりいいことではありません。
いくら興味があるとはいえ、噛んでいるうちに飲み込んでしまい、胃や腸に詰まらせ、体調不良の原因になる場合があります。
最悪の場合、おなかを切開して、取り出す必要もあります。
そうなると、猫の体には大きなダメージになりますし、金銭的にも大きな負担になります。
もし、何でもおしゃぶりをする癖があるなら、早めにやめさせるようにしましょう。
これは、癖になる前にやめさせるのがポイントです。
そこで次の3つを実践していきましょう。
まずやめさせるためには、部屋の掃除から始めましょう。
掃除のコツは「整理整頓」より「捨てること」です。
そもそも部屋の中にたくさんの不要な物が置かれていないでしょうか。
どんなにきれいに整理されていても、たくさんの物が置かれていると、猫が興味を持って触ってしまいます。
どうしても触ってほしくないものは、押し入れの奥にしまっておきます。
猫を飼っていると、ただでさえ部屋は散らかりやすくなりますから、部屋の中の物はできるだけ少なくするよう心がけましょう。
飼い主にとっても掃除の負担が減り、シンプルな生活へとつながるはずです。
次にしたいことは、食べてしまう物品には、猫が嫌がる忌避剤をつけておくことです。
絶対に口に入れてほしくない物があれば、たくさんの忌避剤をつけておきます。
あらかじめ猫が嫌がる味やにおいをつけておけば、噛んだり口に入れたりすることもなくなります。
猫が暇を持て余すことがないように、一緒に遊んで猫のストレス発散をさせていきましょう。
定期的なブラッシングも、いい心がけです。
スキンシップの時間も増えるばかりでなく、部屋が抜け毛で汚れにくくなり、猫の血液の循環がよくなり健康的です。
この3点に気をつけていけば、次第におしゃぶりをする癖はなくなっていくことでしょう。