私が幼いころ「メール」という言葉は、聞いたことがありませんでした。
もちろんインターネットとパソコンを使ってメールを打ったことがあるという人も、周りに1人もいませんでした。
「なにそれ」と言って終わりです。
しかし、時代は変わりました。
パソコンが小型化になり、大変安くなりました。
100円で買えるパソコンまでありますから驚かずにはいられません。
インターネットが登場して、情報化社会の本格的到来です。
今ではメールを打ったことがない人は、1人もいません。
私もパソコンを持っています。
パソコンで電子メールを送るのは、簡単です。
キーボードのタイピングさえ慣れてしまえば、長文も素早く打てます。
またコピー&ペーストで、文章の修正や追加も本当に手軽です。
しかし、そのメールの便利さと気軽さがあるからこそ、メッセージに重みがなくなりました。
メールに温かみがないと言われる理由はそこです。
手軽すぎて、軽くなりすぎました。
メールのおかげで人と出会いやすくなりましたが、別れやすくもなりました。
メールの文面では、温かみに欠けてしまっています。
すべてがメールのせいではありませんが、一因ではあります。
こういう時代だからこそ、あえて手書きで手紙を書いてみましょう。
時代に逆行する考えなのはわかります。
しかし、手紙の内容で一番大切なものは「温かみ」です。
手書きの手紙は時間がかかりますが、温かさがこもったメッセージを伝えやすくなり、実は人間関係が濃くなりやすいです。
手書きに頼ることで、本来の温かさが戻るのです。