執筆者:水口貴博

尊敬される上司になる30の条件

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人望を集める上司ほど、口数が少ない。

人望を集める上司ほど、口数が少ない。 | 尊敬される上司になる30の条件

部下から人望を集めるために、往々にしてしまいがちな上司の仕事は「説教」です。

それも、長々とした説教です。

部下を教育するのは、たしかに仕事の1つですが「言い方」によります。

上司は部下にわかってもらいたい、理解してもらいたいと思うため、たくさんの言葉を伝えようとします。

その努力がかえって、あだとなる場合があります。

たくさん話せば話すほど、言葉の力は失われ「小言が多い人」と思われます。

人望を集めるために「一言増やす努力」より「一言減らす努力」をすることです。

もちろん完全に発言をしないわけではありません。

一言減らす分、発言する言葉は、徹底的に選びます。

冷静になり、本当に必要な言葉を、最小限で伝えます。

言葉数が少ないと「熟慮を重ねる上司」、上司としての「冷静さ」を表現できます。

冷静になって発言した言葉は、発言力も説得力も出てきます。

人望につながります。

寡黙は、人望を集めるキーワードです。

口数が少ないと、聖人にはなれません。

本当に大切なことほど、言葉では表現できません。

私は、イエス・キリストに会ったことはありませんが、彼が寡黙であったことがわかります。

寡黙であったため冷静な判断や雰囲気を漂わせることができ、多くの人望を集めることができたのでしょう。

言葉で表現できないことを、自らが体現したのです。

聖人ほど、寡黙なのです。

尊敬される上司になる条件(6)
  • 一言増やす努力より、一言減らす努力をする。
上司は部下に指示だけを出し、後は完全に任せる。

尊敬される上司になる30の条件

  1. 人望を集める上司ほど、雑用を積極的にする。
  2. 部下と同じ部屋で仕事をする。
  3. 人望のあるリーダーほど、部下より先に挨拶をする。
  4. 偉そうなことを言うのではなく、偉い行動をしよう。
  5. 部下に夢を与えるのが、人望を集める上司。
  6. 人望を集める上司ほど、口数が少ない。
  7. 上司は部下に指示だけを出し、後は完全に任せる。
  8. 「知識」で部下に勝とうとしてはいけない。
    「人間性」で部下を圧倒する。
  9. 必要ない会議に出ない、出さない。
  10. 部下に相談する上司が、人望を集める。
  11. 上司の仕事は、いわばジグソーパズルである。
  12. 人望のある上司ほど、部下に頭を下げる。
  13. 「方法」こそ、最も価値のある報酬である。
  14. 上司1人の行動は、部下全体に波及する。
  15. 人望のある上司は、部下を責めない。
    システムを責める。
  16. 嫌われる上司は、部下の話を最後まで聞かない。
    好かれる上司は、部下の話を最後まで聞く。
  17. 人望のない上司は、部下の欠点を指摘する。
    人望のある上司は、部下の長所を指摘する。
  18. 「言いすぎた。
    ごめん」と言える上司には、人望が集まる。
  19. 何度でも同じ説明ができる上司は、必ず素晴らしい親になれる。
  20. 上司がしゃしゃり出すぎると、むしろ部下の邪魔になる。
  21. 上司のために働く部下にさせるのではなく、部下のために働く上司になる。
  22. 部下が上司に報告・相談・連絡するのではなく、上司が部下に報告・相談・連絡をする。
  23. 部下の失敗は、上司が責任を持つ。
  24. 部下に対しても「ごめんなさい」が言える上司になろう。
  25. 上司の表情は、チーム全体に波及する。
  26. 仕事の予想は、上司の重要な役目の1つ。
  27. 新人の的外れな意見こそ、耳を傾ける。
  28. 遅刻と変更に強い上司になる。
  29. 現状維持を考えるのは、二流の上司。
    仕事のたびに改善を考えるのが、一流の上司。
  30. 二流の上司は、できない部下を切り捨てる。
    一流の上司は、部下を磨いてダイヤモンドにする。

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