執筆者:水口貴博

尊敬される上司になる30の条件

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必要ない会議に出ない、出さない。

必要ない会議に出ない、出さない。 | 尊敬される上司になる30の条件

人望のない上司は、とりあえず部下をあらゆる会議に出席させます。

会議に出席することが、仕事だと思っているからです。

「会議に出席する」といえば、ひとまず仕事としての格好がつきます。

会議にたくさん出席することで、仕事をたくさんしていると思っています。

そんな考えの上司は、いい上司とは言えません。

もちろん会議の内容によっては大切な話し合いをすることがあります。

直接、見聞きすることで得られることもあるでしょう。

しかし、発言するのは、たいてい立場の高い人ばかりです。

重要な話し合いほど、部下には判断できず、立場の高い人間同士が発言します。

部下が入る余地はありません。

あるとすれば、お茶くみくらいです。

話についていくのに精いっぱいで、場合によっては話の意味すらわからない場合もあるでしょう。

ほとんどの場合、部下は会議で「聞いているだけ」のポジションになり、うつらうつら眠くなり、時間を無駄にしてしまいます。

ぼうっと横で話し合いを聞いている時間はもったいないです。

なら、デスクに戻って仕事をしたほうがいい。

出席しない代わりに、デスクで仕事をしているほうが、よほど生産的です。

出席しなかった会議は「議事録」で十分に間に合います。

重要な会議ほど、議事録を記録する係が必ずいます。

会議が終わった後、会議で話し合った内容について、議事録が回ってくるので、それで十分に内容を確かめることができます。

人望のある上司は、そもそも部下を会議に出席させません。

こうした効率の悪い状況を知っているので、初めから部下は出席させず、まずは与えられた仕事に専念してほしいと思います。

難しい判断こそ上司がして、連絡事項を部下に伝えるだけで十分に間に合います。

細かい議事の内容については、議事録を使えばいいことです。

そういう全体的な状況を考えられる上司が、人望を集めるのです。

尊敬される上司になる条件(9)
  • 部下を、無駄な会議に出席させない。
部下に相談する上司が、人望を集める。

尊敬される上司になる30の条件

  1. 人望を集める上司ほど、雑用を積極的にする。
  2. 部下と同じ部屋で仕事をする。
  3. 人望のあるリーダーほど、部下より先に挨拶をする。
  4. 偉そうなことを言うのではなく、偉い行動をしよう。
  5. 部下に夢を与えるのが、人望を集める上司。
  6. 人望を集める上司ほど、口数が少ない。
  7. 上司は部下に指示だけを出し、後は完全に任せる。
  8. 「知識」で部下に勝とうとしてはいけない。
    「人間性」で部下を圧倒する。
  9. 必要ない会議に出ない、出さない。
  10. 部下に相談する上司が、人望を集める。
  11. 上司の仕事は、いわばジグソーパズルである。
  12. 人望のある上司ほど、部下に頭を下げる。
  13. 「方法」こそ、最も価値のある報酬である。
  14. 上司1人の行動は、部下全体に波及する。
  15. 人望のある上司は、部下を責めない。
    システムを責める。
  16. 嫌われる上司は、部下の話を最後まで聞かない。
    好かれる上司は、部下の話を最後まで聞く。
  17. 人望のない上司は、部下の欠点を指摘する。
    人望のある上司は、部下の長所を指摘する。
  18. 「言いすぎた。
    ごめん」と言える上司には、人望が集まる。
  19. 何度でも同じ説明ができる上司は、必ず素晴らしい親になれる。
  20. 上司がしゃしゃり出すぎると、むしろ部下の邪魔になる。
  21. 上司のために働く部下にさせるのではなく、部下のために働く上司になる。
  22. 部下が上司に報告・相談・連絡するのではなく、上司が部下に報告・相談・連絡をする。
  23. 部下の失敗は、上司が責任を持つ。
  24. 部下に対しても「ごめんなさい」が言える上司になろう。
  25. 上司の表情は、チーム全体に波及する。
  26. 仕事の予想は、上司の重要な役目の1つ。
  27. 新人の的外れな意見こそ、耳を傾ける。
  28. 遅刻と変更に強い上司になる。
  29. 現状維持を考えるのは、二流の上司。
    仕事のたびに改善を考えるのが、一流の上司。
  30. 二流の上司は、できない部下を切り捨てる。
    一流の上司は、部下を磨いてダイヤモンドにする。

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