きれいのためのキーワードは「統一感」です。
では、部屋の何を統一するのか。
何でもかまいません。
形やポスター、色や、配置など、統一させることが大切です。
たとえば、プロレスラーが筋肉見せているポスターの隣に、キティーちゃんのポスターは不自然です。
青い部屋の中に、赤い物が1つ置かれていると、目立ちます。
壁が白にもかかわらず黒い天井は、違和感があります。
「きれいな感じ」と出すために、部屋のテーマは統一させましょう。
統一させた部屋は、センスの良さを感じます。
こだわりが見えるからです。
同類を置くことで「この部屋のテーマはこれなんだ」とわかり、安心できます。
私の友人に、アンティークが趣味の友人がいます。
部屋にたくさんのアンティークの置き人形が置かれています。
初めて部屋に入ったときは、博物館かと思いました。
入場料が必要なのかと、友人に聞いてしまいそうでした。
部屋にはたくさん物が置かれているのですが、整理整頓されています。
大切なポイントは、そのアンティークの置物が同じ種類で統一されていることです。
私はそこから、彼のアンティークのこだわりが見えました。
アンティークなら何でもいいと考えているのではなく「これが好きだ」というこだわりが見えたのです。
アンティークが同じ種類で統一されているため、彼が説明しなくても、こんな感じのアンティークが好きだということがわかります。
たくさんのアンティークといえば、ごちゃごちゃしていそうですが、不思議と美しく見えるのです。
この整っている感覚が大切です。
ブルドーザーの博物館に武者鎧が置かれていると、何の博物館なのか、よくわかりません。
ブルドーザーの博物館は、ブルドーザーで統一しなければなりません。
ブルドーザーの種類は、関係ありません。
統一することで、テーマが見え、安心するのです。
きれいな部屋を演出するとき、どのようなテーマの部屋にするのかを決めましょう。
「統一感」によって、自然と「きれいな感じ」が出てくるのです。