食べきったときは、心の中で小さくつぶやきましょう。
「よし、食べきった!」と。
小さなつぶやきでいいのです。
声に出してもいいですが、心の中で思うだけで十分です。
なぜ「よし、食べきった!」とつぶやくことが大切なのか。
完食も、成功体験の1つだからです。
完食とは、どんな状態のことをいうのでしょうか。
ご飯であれば、1粒残らず食べきった状態のことをいいます。
麺類であれば、スープは除いて、麺1本も残さず食べきった状態のことをいいます。
定食類であれば、すべての器・お皿をきれいに平らげる状態のことをいいます。
完食も、成功体験の1つです。
「どこが成功体験なの?」と思うかもしれませんが、必要条件は満たしています。
「出されたものを、残さずきれいに食べきった」ということですから、れっきとした成功体験です。
見逃していけないのは「食品ロスに貢献できた」という点です。
あなたが食べきることで無駄な廃棄が減って、地球に優しい行為を果たしました。
本当に小さなことかもしれませんが、微力ながら貢献できたのは事実です。
立派で素晴らしい行為です。
いかに小さなことを成功体験としてカウントしていくかです。
完食できたら胸を張っていいのです。
小さな達成・小さな成功を喜んでください。
食べきったら、心の中で「よし、食べきった!」とつぶやいてください。
小さなつぶやきでいいのです。
小さな心の声であっても、その効果は抜群です。
「素晴らしいことをした」という自覚ができて、心の中で達成感が生まれます。
同時に喜びや嬉しさの感情も生まれてにこにこできます。
気持ちよく食事を終えることができて、食後の余韻がよくなります。
自分を褒めることになり、セルフイメージや自己肯定感の向上にもつながります。
外食であれば、店員さんは「きれいに食べきって、いいお客さんだ」とにこにこしてくれるでしょう。
「たかが完食」と思って無関心でいるのは損です。
平凡なことではなく、素晴らしいことです。
食べきるなんて当たり前と思うかもしれませんが、その行為の素晴らしい意味を再認識してください。
たかが完食、されど完食です。
完食も、成功体験の1つです。