食事は、できるだけ食べきるようにしましょう。
食事は命の源です。
「残すともったいない」という気持ちは大切です。
食事を作るには手間暇がかかっています。
食への感謝や作ってくれた方々への敬意を込めて、できるだけ食べきることが大切です。
麺類なら、面の1本も残さず食べきります。
丼物なら、1粒残さず最後まで食べきります。
小鉢のおかずやサラダも、きちんと食べきるのがいいでしょう。
たとえ苦手な食べ物であっても、できるだけきちんと食べきるのがいいでしょう。
きれいに食べきった器になれば、作ってくれた人も「よかった」と喜んでくれるでしょう。
では、どんな食事も必ず食べきらなければいけないかというと、そうではありません。
食べきれないときは、残してもいいのです。
おなかがいっぱいにもかかわらず、無理やり食べるのはよくありません。
食事を胃に押し込むような食べ方になって、見苦しくなります。
おいしい食事も、おいしく味わえなくなります。
無理やり胃に押し込むと、食べたものが逆流して、吐いてしまうかもしれません。
またどうしても苦手な味で食べきれないこともあるでしょう。
口に合わない食べ物は、一口であっても苦痛です。
無理に食べすぎれば、肥満につながります。
無理に食べた結果、健康を害することになっては意味がありません。
キリスト教においては「7つの大罪」というものがあります。
大食いは、罪の1つとされています。
食事を食べきることも大切ですが、健康を守ることはもっと大切です。
「食べきれないな」
限界を思ったら、無理をせず残すようにしましょう。
「食べ残してごめんなさい」という謝意を込めながら「ごちそうさま」と言えばいいだけです。
これはマナー違反ではありません。
残っているのは残念ですが仕方ありません。
食事を作っている側にとっても、気持ちよく食べ終わってくれたほうが喜びます。
自分で食事を取りに行くスタイルの食事があります。
たとえば、ビュッフェです。
ビュッフェの場合は、食べきれる量を計算したうえで食事を取るようにしましょう。
「おかわり自由なのだからお金の元を取ってやろう」と考えていると、つい多く盛りすぎてしまいます。
食べきれず、結局残すことになります。
貧乏根性をむき出しにするのは、品がありません。
自分が直接食事を取るスタイルだからこそ、自分で責任を感じることです。