初めて食べるものがあるとき、見た目から味を想像します。
「きっとこんな味だろう」と。
ところが実際に食べてみたところ、想像とまったく違った味で驚くことがあるものです。
「思っていた味と違うじゃないか!」
心の中でつぶやくこともあれば、声に出して言うこともあるかもしれません。
思っていた味と違うのはいいのです。
正直な感想です。
予想が外れることはあります。
しかし、そこでむっとしないことです。
思っていた味と違っていても、むっとしないでください。
驚くのはOKですが、むっとするのはNGです。
その食べ物に非はありません。
あなたが一方的に思い込んでいただけです。
想像が外れて少し残念に感じるかもしれませんが、だからといってむっとするのは余計です。
むっとすると第一印象が悪くなります。
思っていた味と違っていたら楽しんでください。
「味と見た目にギャップがあるね」
「思っていた味と違っていて驚いた」
「意外な感じがあって面白いね」
思っていた味と違っていても、ポジティブに受け止めましょう。
ギャップにエンターテインメント性が生まれて楽しく感じるようになります。
もし好みに合わなくても、むっとしない点は同じです。
自分の舌に合わなくても表現を工夫しましょう。
「まずい味」ではなく「変わった味」「面白い味」「癖のある味」というようにします。
「変わった味だなあ。初めての感覚だなあ」
「想像と違っていて面白い味だね。どんな食材を使っているのかな」
「癖のある味だね。病みつきになる人もいるかもしれないね」
言い方を変えるだけで感じ方も変わります。
思っていた味と違っていたら、味に関係なく、むっとするのではなくにこにこしましょう。
予想が当たっても外れても、笑顔です。
口に合っても合わなくても、笑顔です。