訪問者をお見送りするときがあります。
自宅に来た友人やお店にいらしたお客さまです。
別れ際は「見送る側」と「見送られる側」に分かれます。
見送られる側は見られている感じがあるもの。
挨拶をして別れた後、振り返ってお辞儀をしたり手を振ったりするでしょう。
一方、見送る際は、気持ちが緩みやすいタイミングです。
見送る側は「見られていないよね」と油断して、緊張感が抜けやすい。
手遊びをしたり腰が曲がったり姿勢を崩した姿勢になったりすることが多い。
疲れのためか、ふとため息をつくこともあるかもしれません。
しかし、誰にも見られていないと思うのは早計です。
ある存在から見られています。
見送る側は、神様に見られています。
神様は「どんなふうに見送っているだろうか」とあなたをじっと見ています。
見送る側は神様に見られているのですから、油断は禁物です。
お見送りの際は、だらしない姿勢にならないよう注意しましょう。
手遊びはしません。
背中はぴんと伸ばしましょう。
あくびやため息にも注意です。
相手が見えなくなるまで、美しい姿勢を保ちながらお見送りをしましょう。
最後までお見送りすると丁寧です。
神様は「きれいにお見送りができましたね」と喜んでくれるでしょう。
ご褒美として何かのチャンスをいただけます。