日常では「ぎりぎりアウト」に直面する場面があります。
駅に向かって走ったものの、ホームに入った瞬間に電車が出発して、ぎりぎり乗り遅れた。
最終面接まで進んだものの、不採用になった。
ぎりぎりアウトは、悔しさがひとしお大きい。
よりによって「ぎりぎり」というのが絶妙です。
明らかにダメなら潔く諦められますが、ぎりぎりでダメになると、複雑な気持ちになります。
「もう少しだったのに!」という思いが湧いて、悔しい気持ちになる。
「もう少し早く走っておけば……」「もう少し頑張っていれば……」とくよくよ考えてしまい、しばらく諦めきれないでしょう。
自分が情けなくなったり腹立たしい気持ちになったりすることもあります。
しかし、ぎりぎりアウトになっても、感情的にならないでください。
ぎりぎりアウトは「やめておきなさい」という神様からのアドバイスだからです。
電車にぎりぎり間に合わなかったとします。
それは神様からのアドバイスです。
「その電車に乗るのはやめておきなさい。そんなに急いではいけません」という意味があります。
急ぎすぎて余裕がないため、神様が強制的に足止めの機会を与えました。
「余裕を取り戻す機会を与えてくれた」と考えれば、悔しい気持ちが収まり、感謝に変わります。
面接でぎりぎり落ちてしまったとします。
その出来事も、神様からのアドバイスです。
「その会社に入るのはやめておきなさい。あなたにはもっとふさわしい会社があります」という意味があります。
自分に合った会社に見えますが、実際はそうでないのでしょう。
表向きは立派に見えても、実際は問題の多い会社なのかもしれません。
自分に合った会社に思えても、そう見えるだけであり、実際はもっと自分に合った会社があるのかもしれません。
神様からのアドバイスですから、何らかの意味があります。
ぎりぎりアウトになったら、その意味を考えてください。
悔しくてストレスを感じる出来事に思えますが、その出来事には何らかの意味があります。
急ぎすぎているため「余裕を作りましょう」というアドバイスかもしれません。
欲張りすぎているため「奉仕の気持ちを取り戻しなさい」というアドバイスかもしれません。
人生が迷走しつつあるので「自分の人生を振り返りなさい」というアドバイスかもしれません。
ぎりぎりアウトという出来事から神様のメッセージを読み取ると、日常が面白くなります。
ぎりぎりアウトになったら「それでよし」と考えましょう。
自分を省みる機会になって、ミスや失敗を防いだりできるのです。