年に幾度か、贈り物をする機会があります。
お中元、お歳暮。
バレンタインデー、ホワイトデー、クリスマス。
そして、誕生日のプレゼント。
また、卒業式や成人式、結婚や出産で祝い金を贈ることもあるでしょう。
贈り物をするときによくあるのが「ケチりたい気持ち」です。
プレゼント選びでは、プレゼントだけでなく、値段も気になるところ。
プレゼントを贈るのは、お金をあげるようなもの。
余計な出費は避けたい。
無駄遣いはしたくありません。
プレゼントの内容によっては、大きめの出費になることもあります。
節約志向の強い人なら、プレゼントを選ぶ際、値札が気になって仕方ないでしょう。
お金に執着していると、ケチりたい気持ちが出てきます。
「少しケチってもいいよね」
「少しくらい安くていいよね」
出し惜しみをしたい気持ちに駆られます。
もちろん浅い関係ならまだいいのです。
浅い関係なら、浅い関係に見合った贈り物で十分でしょう。
最低限のことをしているので、お互いの関係に傷つくわけでもありません。
しかし、深いつながりのある相手なら、大切な瞬間です。
贈り物の印象は、たった1割で変わります。
ほとんど同じに思えますが、1割で価値が変わります。
1割ケチると、安っぽい印象になります。
「ケチ」と思われ、がっかりされ、マイナスの評価になります。
1割ケチってもばれないと思いますが、意外とばれます。
商品名さえわかれば、インターネットで商品の値段をすぐ確認できます。
相手はこっそり商品の価格を確認している可能性もゼロではありません。
もらったものの値段が安くて、がっかりするのではありません。
軽く見られたことにがっかりしてしまうのです。
「私はこの程度にしか思われていないのね」と思われるでしょう。
逆のパターンもあります。
1割奮発すると、高級な印象になります。
「太っ腹」と思われ、プラスの評価になります。
たった1割なのに、たっぷり感謝されることも少なくありません。
1割ケチるか奮発するかで、印象が大きく変わります。
贈り物を贈るときは、奮発しましょう。
やりすぎには注意が必要ですが、相場より1割多い程度なら、ぎりぎり許容範囲でしょう。
無駄遣いではありません。
人付き合いの運を高めるためのお金です。
特に相手が特別な人なら、なおさらです。
「人付き合いの運を上げるための投資」と思えば、惜しみなく1割の奮発ができるようになるでしょう。
相手の幸せと成功を祈って、1割奮発しましょう。
きっと相手は笑顔で「ありがとう!」と喜んでくれるはずです。
1割奮発するだけで、プレゼントの好印象が大幅に割り増しされるのですからお得です。
運を運んでくるのは、人です。
人を喜ばせることで、運にも恵まれるようになるのです。
「たかが贈り物くらいで判断されたくない」
そう思うかもしれませんが、実際には判断されることが多い世の中です。
贈り物の善しあしは、どれだけ相手を大切に思っているか反映されるところの1つです。
たかが1割、されど1割。
1割の違いで、いい人と悪い人と思われる現実があります。
大切な相手には、ケチるより奮発です。
1割出し惜しむと「ケチ」と思われ、運に逃げられます。
1割奮発すると「太っ腹」と喜ばれ、運に恵まれるのです。