「同じ毎日の繰り返しになっている」
「今日も昨日と同じ1日を過ごしている」
「人生にマンネリを感じる」
入社した当初は、学ぶことが多くて変化に富んだ毎日でしたが、慣れてくると同じ毎日の繰り返しに思えてきます。
会社と自宅の往復の日々で、特別な変化もない。
マンネリを感じて、だるくなり、飽き飽きしてくるのです。
しかし、ここに誤解があります。
実のところ「同じ毎日」と感じるのは誤解です。
大雑把に見ているから、同じ毎日に感じるだけです。
厳密に言えば、完全に同じ日は1日もありません。
同じ毎日に思えても、細かく見てみると、小さな違いがたくさんあるでしょう。
同じ仕事をしているように思えても、工夫や取り組み方など、小さな違いがあるはずです。
同じ景色を見ているように思えても、町の景色・人の行き交いなど、小さな違いがあるはずです。
同じ過ごし方をしているように思えても、日によって時間や気持ちなど、小さな違いがあるはずです。
言葉も違えば、会話も違います。
違った経験があり、違った出会いがあります。
吸収した情報も違えば、頭で考えたことも違います。
どれだけ小さくても、違いは違いです。
人生を80年とすれば、およそ30000日です。
30000日とはいえ、完全に同じ日は1日もありません。
毎日どこかに何らかの違いが生じています。
長生きをして100歳まで生きたとしても、36500日です。
36500日であっても、やはり完全に同じ日は1日もありません。
「同じ日を繰り返している」と不満を漏らすのではありません。
「同じ日を繰り返している」と感じてしまうほど、鈍感になっている自分に気づくのです。
そして、細かいところに注意が行き届かなくなっている自分に危機感を持つことです。
ざっくりした見方しかできないのはよくありません。
いつの間にか心の若さと柔軟性が失われ、老化に向かっています。
小さな違いや変化に目を向け、心の若さと柔軟性を取り戻しましょう。
「昨日と今日の間違い探しゲーム」と考えてみてください。
完全一致ということはありません。
同じ毎日に思えても、今日は昨日とどこか違っているはずです。
五感を研ぎ澄ませて、感性を働かせれば、必ず違いが見つかります。
「昨日とはここが違うね」
「少し違うね」
「新しい変化があったね」
小さな違いが見つかれば、素直に喜びましょう。
細かいところに注意を向ければ、変化に富んだ毎日を送っていることに気づけます。
同じ毎日に思えても、昨日と今日は少しだけ違いがあるでしょう。
そうすれば、毎日間違い探しゲームを楽しめます。
同じ毎日の繰り返しに思えても、細かいところに注意を向けて、違う毎日を送っていることに気づくことです。
完全に同じ日は、人生に1日もないのです。