私たちの日常では、時に嫌なことが発生します。
仕事でミスをしてしまった。
上司から叱られた。
人から嫌なことを言われた。
自分に不手際がある場合もあれば、仕方ない場合もあります。
嬉しい出来事ばかりであってほしいですが、なかなかそうはいきません。
生きているかぎり、嫌な出来事に遭遇するのは運命。
嫌な出来事があると、ネガティブな気持ちになってしまうでしょう。
悲しむ。
落ち込む。
悔しがる。
不満を感じて、ストレスをため込みます。
くよくよして引きずってしまいがちです。
しかし、嫌なことがあっても、引きずってはなかなか元気が出ません。
「しなければよかった」
「あのときにこうすればよかった」
「自分が情けない。恥ずかしい」
自分を責めすぎると、罪悪感や自己嫌悪が止めどなく出てきて、悩み続けてしまいます。
嫌なことを引きずっていると、出る元気も出なくなります。
つまらない妄想に取りつかれ、しなくてもいい苦労をしてしまいます。
なかなか元気が出ない。
出るのは、愚痴とため息ばかり。
ますますストレスがたまり、心が重くなってしまいます。
くよくよしていると、貴重な時間が失われるだけでなく、気力まで失われ、いいことはありません。
嫌なことを引きずっていると、いつまでも爽やかになれないのです。
こうしたとき、心がけたいことがあります。
「気持ちの切り替え」です。
嫌なことがあっても、引きずらない。
次に向けて、さっと気持ちを切り替えましょう。
私たちには「気持ちを切り替える」という素晴らしい能力があります。
地球上の生き物の中で「気持ちを切り替える」という能力が備わっているのは、人間だけ。
気持ちの切り替えを、運や偶然に任せるのではなく、意識的に行いましょう。
きちんと反省さえできれば、むやみに考える必要はありません。
「もう過ぎたこと。次に向けて進もう!」
この一言で、元気が出ます。
気持ちを切り替えた瞬間、悩みや苦しみから解放されます。
たとえ悲しい出来事があったとしても「考えても仕方ない。次に進もう」と気持ちを切り替える言葉をかけてください。
もう引きずることも落ち込むこともありません。
思うだけで効果が出なければ、声に出して言ってみてください。
声に出すと耳で聞こえるため、さらに自覚を促せます。
さっと気持ちの切り替えができると、すぐ元気で明るい自分を取り戻せます。
気持ちの切り替えのスピードこそ、爽やかな人になる条件です。