考えすぎる性格を直すには、八方美人をやめることが必要です。
八方美人とは、すべての人から好意的に思われるよう、要領よく付き合うことをいいます。
意識をして行う場合もあれば、無意識のうちに行う場合もあります。
たしかに人から嫌われるのはよいことではありません。
誰でも嫌われるより好かれたいと思うのは当然のこと。
アイドルのように多くの人から好意的に迎えられ、人気者になりたいと思うでしょう。
できるだけ評判のいい人・評価の高い人になりたいと思うはずです。
しかし、すべての人に好かれようとすると、考えすぎる状況に陥ります。
「人からどう思われているのだろう」
「この人から嫌われたらどうしよう」
「すでに嫌われているのではないだろうか」
さまざまな不安が頭をよぎり、落ち着かなくなります。
自分勝手な妄想が膨らみ、余計なことまで考えてしまいます。
八方美人になると、さまざまな人に合わせなければいけないため、思考がもつれやすくなる。
考えすぎてしまい、心身ともに疲弊してしまうのです。
そもそもすべての人から好かれるのは不可能です。
世の中にはいろいろな人がいます。
スピードを好む人もいれば、スローを好む人もいます。
現状維持を求める人もいれば、変化を求める人もいます。
かわいいものに憧れる人もいれば、美しいものに憧れる人もいます。
いろいろな考え方や価値観の人がいるのですから、すべての人に好かれようと振る舞うのは無理があります。
周りに合わせようとすると、自分を犠牲にしなければいけなくなります。
最終的に自分を見失うことになるのです。
八方美人をやめることです。
八方美人を心がけて幸せになった人は、1人もいません。
八方美人を心がけた先に待っているのは、出口のないアリ地獄です。
心がけたいのは、自分らしい生き方です。
周りの価値観を気にするのではなく、あくまで自分の価値観を大切にしましょう。
自分がどう感じて、どう思うかが大切です。
誰かの期待に応えるのではありません。
あくまで自分の期待に応えるようにしましょう。
自分の期待に応えていけば、どんどん自分らしい人生を歩めます。
周りに合わせようと考えすぎていることが滑稽に思えてくるでしょう。
人生の主役は自分なのですから、自分を主体とした行動が大切です。