緊張と上手に付き合うには、どうすればいいのでしょうか。
「緊張」という言葉のせいでしょうか。
緊張とうまく付き合うには、力を入れるようなイメージがあります。
気合で戦う。
根性で乗り越える。
勢いとパワーで貫く。
強引なアプローチをイメージしがちですが、注意が必要です。
緊張した時点で、すでに力が入っている状態です。
緊張している状態でさらに力を入れると、力が入りすぎてしまいます。
緊張が過度になり、自律神経のバランスが崩れ、体ががちがちになってしまうのです。
緊張だけでなく興奮も高まり、大量に汗をかいたり声や手足が震えたりなど、体調が悪くなります。
では、どうするか。
力を入れるのではありません。
力を抜きましょう。
矛盾しているようですが、緊張と上手に付き合うには、力を入れるより抜いたほうがうまくいきます。
緊張によって入った力を意図的に抜くことで、プラスマイナスゼロとなり、全体のバランスが整います。
深呼吸をしましょう。
肩の力を抜きましょう。
手足をマッサージしましょう。
力を抜いたほうが、緊張によるパワーがスムーズに発揮できます。
緊張が過度から適度へと移行できれば、120パーセントのパフォーマンスを発揮できます。
力を抜くことで、緊張による体力の消耗も穏やかになります。