普通に考えると、まったく緊張がない状態は快適と思うでしょう。
不安も心配もなく、リラックスした時間が続くのは、最高のように思えます。
緊張もストレスもない生活こそ理想的だと思っている人もいるでしょう。
しかし、ここに誤解があります。
緊張は、適度にあったほうがいいのです。
まったく緊張がないのも、ストレスになるからです。
最初はリラックスできて快適ですが、しばらくして慣れてくると、リラックスを通り越してだらだらし始めるでしょう。
緊張がないと、刺激も変化もありません。
楽しみもなければ、面白みもない。
進歩もなければ、成長もない。
トラブルもなければ、挫折もない。
まったく緊張がない世界は、地獄です。
緊張のない状態が続くと、マンネリに苦しむようになり、いずれ不満をぼやき始めるようになります。
「暇で退屈だ」
「平凡すぎて、心が腐りそう」
「毎日がつまらない。何か面白いことないかな」
無味乾燥な毎日を恨み、憎むようになるでしょう。
緊張は、ないよりあったほうがいいのです。
緊張があれば、喜びましょう。
完全に緊張がゼロの状態より、適度に緊張のある状態のほうが、実は快適です。
少し緊張を感じながら仕事に打ち込んだほうが、いい仕事を発揮できるでしょう。
少し緊張を感じながら人生を生きたほうが、いい思い出にもなります。
緊張とは、刺激と変化をもたらす人生のスパイス。
緊張と仲良く付き合っていくほうが、人生を満喫できます。