緊張に苦しんだときは逆転の発想です。
考えを切り替えて「こんなに緊張した」という最高記録を作るつもりになりませんか。
人生で最も緊張する機会に変えるのです。
あなたの心の中には、自分オリジナルのギネスブックがあります。
もちろん緊張が一定水準を超えると、悪影響が出ます。
仕事の効率も下がります。
泣きたくなるでしょう。
自分の恥をさらすことになるかもしれません。
しかし、自分の最高記録を作るつもりになれば、つらくて苦しくても「当たり前」と感じられるようになります。
もちろん不快感は増しますが、最高記録を作るつもりになれば、少しは前向きに緊張を楽しめるようになるでしょう。
どんなに緊張しても、死ぬことはありません。
大けがをするわけでもなければ、大きな借金を背負うわけでもありません。
緊張で気絶したとしても、命だけは助かります。
運動なしで、どれだけ大量の汗をかけるでしょうか。
寒さを感じないで、どれだけ手足が震えるでしょうか。
最高記録への挑戦として、たっぷり苦しみを感じてみましょう。
記録への挑戦であり、自分への挑戦です。
あなたは今、新記録を達成できるかどうかのぎりぎりにいます。
「話のネタになる」「後から笑い話になる」と思えば、たまにはとことん緊張するのも悪くないでしょう。
地獄を見学しに行くつもりで考えてみるのも面白い。
一度、最高で最悪の緊張を経験しておけば、ほかの緊張は生ぬるく感じるようになります。
最低だったはずの思い出が、最高の思い出になる日がやってくるのです。