誰にでも思い出したくない過去があるでしょう。
失敗や失態などの苦い思い出です。
もちろんたまには過去を振り返って、懐かしさを味わうのもいいでしょう。
当時の未熟だった自分を振り返ることで、現在の成長に気づき、自信を得ることもあるはずです。
ただし、適度が大切であり、過度には注意が必要です。
ネガティブな人の場合、不必要に過去を振り返り、過去の失敗をほじくり返す癖があります。
「恥ずかしい失敗だった」と思い出しては、赤面する。
「自分は愚かだった」とくよくよしながら、自分を責める。
「あのとき、こうしておけばよかった」と悔やんで、ため息をつく。
すでに過去の話であるにもかかわらず、何度もしつこく振り返ります。
過去の失敗をほじくり返す癖があると、なかなかポジティブになれません。
過去の失敗をほじくり返すたびに、嫌な気持ちがよみがえるため、元気がなくなるのです。
ポジティブな人は、むやみに過去の失敗をほじくり返すことはありません。
失敗したのは事実であっても過去の話。
過去の失敗は済んだこととして無駄に考えません。
失敗直後は、悪いところだけ反省して、次に生かします。
反省と改善ができれば、くよくよしても意味がありません。
大切なのは、これからの生き方です。
後ろは振り向かず、前を見ます。
過去の失敗を生かしながら、現在と未来に集中します。
常に気持ちが前向きになるので、どんどん成長できるのです。