ストーカー行為をやめてほしいときに注意したいのは、過激な発言です。
とにかく早く苦痛から逃れたい気持ちが強いと、相手に注意するときの表現も大げさになりがちです。
自分でも悪気があるわけではなく、無意識のうちに起こりがちです。
強く言うくらいならいいですが、感情的になって余裕がないときは、相手を脅すような発言になることがあります。
「やめないなら、あなたに危害を加える」
「私を傷つけたら、あなたも命を覚悟しろ」
「知り合いに信頼できる協力者がいる。あまり私に近づくと後悔するよ」
「精神的な苦痛を受けた。とにかく100万円を払え!」
恐怖を与えれば、相手はおじけづいて、少しは抑制できるのではないかと思うかもしれません。
しかし、こうした発言は厳禁です。
脅迫になる可能性があります。
明らかな脅迫でなくても、危険をほのめかした発言もグレーと考えていいでしょう。
本人に悪気はなくても、脅すような発言をするだけでNGです。
逆に相手から訴えられ、さらに面倒な話に発展する可能性があります。
被害者が加害者になっては本末転倒です。
いくらストーカー行為をやめさせたいとはいえ、過激な発言は慎みましょう。
相手を注意するなら、終始一貫して冷静な言葉を使うことが大切です。