別れ話を切り出すといえば、どんな状況を思い浮かべますか。
相手を嫌いになったり失望したりしたときが一般的ではないでしょうか。
相手の非常識な言動に気分を害して、我慢の限界に達したとき、別れを考えることが多いでしょう。
しかし、例外もあります。
相手が好きであっても、別れ話を切り出さなければいけない場合もあります。
それは、相手を幸せにできる自信がない場合です。
複雑な事情があって、自分の力では解決できない問題に直面することもあるでしょう。
たとえば、家庭の問題、お金の問題、健康の問題です。
「自分には相手を幸せにする力がない。むしろ不幸にさせてしまう。別の人と付き合ったほうが相手の幸せになる」
心配が確信に変わったとき、自分から別れ話を切り出したほうがいい場合もあります。
相手を幸せにするどころか、かえって不幸にさせるなら、早めに別れたほうがお互いのためになるでしょう。
早めに別れ話を切り出し、相手に新しい道を示したほうが、お互いのためになります。
自分と付き合い続けることで、相手を不幸にさせる可能性があるなら、好きであっても別れたほうがいい場合があります。
相手の幸せを願って別れ話を切り出すのも、愛の形です。
「自分の力では幸せにできない」と正直に伝え、お互い納得した上なら、よい別れ方ができるでしょう。
まれなケースですが、そうした別れも世の中には存在します。